※施設名をクリックして詳細をご覧ください。

境内全体図

  • 薬師本堂
  • 八万四千仏堂
  • 十六羅漢堂
  • 下生閣
  • 観音堂
  • 鐘楼堂
  • 動物愛護納骨堂
  • 八堂(八万四千仏)
  • 仁王門
  • 法堂(坐禅堂)
  • 本坊書院・庭園
  • 茶室・東陽坊
  • 山門
  • 千三百段の石段
  • 百八基灯篭
  • ご真言塔
  • 一畑山コテージ
  • 山上商店街
  • けちえんの道

薬師本堂

本尊の薬師如来(秘仏)の両脇には、日光菩薩・月光菩薩、十二神将がまつられています。「目のお薬師さま」「子どもの無事成長の仏さま」として有名で、「諸病の平癒」「家内安全」「身体健全」「心願成就」「交通安全」など多くのご利益がいただけます。明治時代に再建された本堂は、薬師如来をまつる薬師堂と一般参拝者が入る礼拝堂に分かれています。

八万四千仏堂

仏教では八万四千の法門(教え)が説かれております。この八万四千の教えをご仏像として、皆様からご奉納されています。奉納主の願いをそれぞれの仏像の体内に納めてあり、永代にわたって供養を続けます。特に毎年6月8日は「八万四千仏供養祭」を例月祭「ようかさん」にあわせて行います。8万4千体の仏像をご安置するという壮大な計画は、平成5年(1993)の一畑薬師創開1100年祭に因んで始められたわが国で初めて薬師浄土を具現化するもので、現在も八堂においてご仏像の奉納を募集中です。

十六羅漢堂

お釈迦様の高弟を十六人のことで、「羅漢」とは修行僧のことで、信者の施しを受け得るに値する尊貴な人という意味です。中国や日本の特に禅宗では、阿羅漢である摩訶迦葉にお釈迦様の正法が直伝されたことを重視して、広く信仰されるようになりました。出雲市の三代化龍作の羅漢像は、個性あふれる表情と真摯な姿が共感を呼びます。

下生閣

1Fは寺務所(お寺の事務所)です。受付時間、08:30~17:00。お守り、お札、ご朱印などの授与、ご祈念の受付、コテージのチェックインもこちらです。2Fは弥勒菩薩(みろくぼさつ)正しくは「当来下生弥勒尊仏」をまつります。ゆえに建物は「下生閣」(あさんかく)言います。釈迦入滅後56億7千万年後にこの世界に現れて衆生を救うという慈悲の菩薩さまです。

観音堂

中国観音霊場 第26番札所/百八観音霊場 第31番札所
本尊は「瑠璃観世音菩薩」です。年間を通じて多くの巡拝があります。お堂の内部には、日本全国の観音霊場の朱印を見ることが出来ます。百八観音霊場のお砂踏みができます。このお砂踏みは、108の寺院の境内のお砂を集めておりますので、この砂を踏みしていただくことにより、108寺院を実際に巡拝するのと同じご利益をいただくことができると言われています。
お堂の正面には、中国の観音聖地・普陀山(ふださん)より請来された「瑠璃観世音菩薩石像」があります。手に香炉を持ち、水に浮かぶ蓮華に立つ姿は、薬師如来の誓願に浴した観音様です。観音とは、さまざまに変化し十方諸国に現れて衆生を救済し教化する仏です。

鐘楼堂

鐘は明治24年鋳造。直径106センチ。もとは天正10年毛利輝元の陣鐘を改鋳したものと伝えられています。第二次世界大戦の昭和19年10月軍へ供出され、岡山県玉島市の製鉄所に送られました。そこで溶鉱炉へ入れようとすると、急に停電になったり、吊り下げるチェーンが切れたり、係りが病気で休んだり、どうしても作業がはかどらずそのうちに昭和20年8月の終戦を迎えます。そのまましばらくその製鉄所にあったが、当時の作業員の知らせにより、再びこの山へ戻ってきたものです。そのとき鐘の質を調べるために、108あるこぶの内、8ヶ所が切り取られているが、昔のままの良い音がしています。毎日16時20分頃~30分頃に時を知らせる鐘の他、諸行事、また東日本大震災などの慰霊のためにも鳴らします。除夜の鐘は、大晦日23時~翌0時30分頃までつききます。参拝者はどなたでもつくことができます。

動物愛護納骨堂

(ペットの納骨堂、萬霊塔)
一畑薬師の境内にある動物霊園(ペット霊園)です。運営は(有)ビハーラ、法要(供養)は一畑寺で行っております。境内には毎日朝から晩まで読経が流れ、ペットの霊に対する愛護と供養の環境に満たされています。
フリーダイヤル 0120-12-9494(有)ビハーラ
» http://ichibata.jp/aigo/

八堂(八万四千仏)

八万四千仏をまつる第5番目のお堂です。この「八堂」には、現在もご仏像をご奉納いただいております。お堂の中を巡拝できるようになっており、天井には花の絵が施されています。奥のガラス窓からは、美しい杉林と宍道湖の眺めをご覧いただけます。杉林には、石楠花(しゃくなげ)や紫陽花(あじさい)などの花樹が植栽される予定です。

仁王門

「仁王尊」は仏教の守護神。お寺の門に安置されるため、「二王」「二王尊」ともいわれますが、正式な名称は「金剛力士」です。右が口を開けて「阿(あ)」をあらわす密迹(みっしゃく)金剛、左が口を閉じて「吽(うん)」をあらわす那羅延(ならえん)金剛。「阿吽(あうん)」です。「阿」がサンスクリットの最初の音、「吽」が最後の音で、生命や宇宙の「はじめ」と「おわり」を象徴するとされています。

法堂(坐禅堂)

中央に本尊・南無釈迦牟尼仏、禅宗開祖・達磨大師、大帝大師がまつられています。中央右側には当山歴代祖師(住職)、中央左側には当山檀家先亡をまつります。大きな儀式用のお堂であり、平素は坐禅や研修にも使用されています。
» 週末坐禅会
» 一泊坐禅会
» 団体の坐禅研修

本坊書院・庭園

宍道湖や中国山地の山々を借景にした雄大な書院庭園と文化財の襖絵の書院造の本坊です。予約がある場合に限り拝観が可能です。お寺の都合で拝見できないこともありますので必ずお問い合わせください。
拝観料
(拝観のみ)大人500円、小学生300円(要予約)
(抹茶つき)大人1,000円、小学生800円(要予約)
※いずれの場合はも10名以上から承ります。
※20名以上の場合は1割引となります。

茶室・東陽坊

(非公開)
「東陽坊」と名付けられ、表千家の「残月亭」を模した日本に数えるほどしかない珍しい茶室です。広間や小間があります。昭和57年、今上天皇皇后両陛下がご休憩になりました。平素は公開されませんが、毎年11月第3土日に開催される「一畑薬師茶会」で書院庭園と共に茶室(東陽坊)は一般開放されます。
» 一畑薬師茶会

山門

この門をくぐり、法堂、本坊書院庭園へ行きます。

千三百段の石段

通称「1300段の石段」は、一畑坂下(石段の麓)から薬師本堂まで1270段あります。距離は約700メートル、高低差は200メートルです。坂下からここまでの石段は1128段で、毎年10月第4日曜日に開催される「一畑薬師マラソン大会」のコースにもなります。
明治23年頃までは急な場所だけ石段があったようですが、当時大田市の恒松某氏(元島根県会議長の先祖)の眼病が平癒したその報恩として六組の石段を寄進し、ほぼ現在の石段が出来上がりました。 昭和36年、現在の一畑山ドライブウェイが開通するまではここが参道であり、多くの信者がここを歩いて上がりました。一畑坂下へはもと一畑電車が通じていましたが、戦争による鉄の供出で廃線となりました。

百八基灯篭

百八基の灯籠が並び、絶景を楽しめる参道です。

ご真言塔

薬師如来の真言「おんころころ せんだり まとうぎ そわか」の石塔です。近くには「水子地蔵尊」がまつられ、「百八基灯篭」の並ぶ参道が続きます。

一畑山コテージ

一畑山コテージは、どなたでご利用いただける宿坊です。洋風別荘としてホテル並みの設備が整ったコテージです。
» 詳しくはこちらをご覧ください

山上商店街

門前の商店には、まんじゅう、そば、お茶、お酒など地元のうまいものがたくさんありますので、ごゆっくりお通りください。目玉おやじも出迎えています。近くには「けちえんの木」「めぐすりの木」もあります。

けちえんの道

大駐車場にて車を降りると、本堂までおよそ700メートル(徒歩10分)の途中、門前の商店が並びまます。ここを「けちえん(結縁)の道」といいます。「結縁」とは仏教語で「仏さまと縁を結ぶ」という意味であり、今日のいわゆる「縁結び」の語源です。