一畑薬師の日々

月とだんごと竹の音Ⅲ(尺八古典本曲演奏会)

更新日:2014.09.07

20140906_shakuhachi

平成26年9月6日(土) 18時30分~20時

おかげさまで雨も上がり、秋の虫をBGMに幽玄な演奏会でした。法堂(はっとう)には80人くらいお越しいただきましたか。境内の108基灯篭の参道にも行燈が灯りました。演奏が終わるころには、十三夜の美しい月が境内を照らしておりました。また来年もこの尺八古典本曲演奏会を開催します。細く長く続けて参ります。因みに、尺八は明治以前は楽器ではなく「法器」つまり仏具の一種であり、これを吹奏することは坐禅修行のひとつとされておりました。一寺一曲が伝えられ、それらを称して「古典本曲」と言います。

飯塚大幸(一畑薬師管長)