一畑薬師のお茶

一畑薬師の本堂前や境内および周辺の「一畑」で栽培される特別なお茶です。このお茶の木から、煎茶とほうじ茶が作られています。お堂の裏山は聖域であり、人工的なものは何一つない闊葉樹林が広がります。このお水でわかしたお茶を、毎朝、お薬師さまにお供えしご祈念をかけ、私たちがいただくのが「お茶湯(おちゃとう)」です。お薬師さまからお下がりのお茶に新たなお茶を沸かし足して一日境内にていただきます。作法として、合掌してからいただきます。徳利に入れて持ち帰ることもできます。

この「お茶湯」の「茶葉」は、お茶屋さんから納品されるとまずは本堂にお供えして祈願をし、これを皆様に下附させていただきます。これが「御霊茶」です。

煎茶は4~5月に茶摘みをされて「瑠璃の光」として販売されています。11~12月に刈り取られるお茶はほうじ茶になります。これは古来、信仰のお茶としていただくものです。

お茶湯の徳利

湧かしたお茶湯をこの「徳利」(とっくり)に入れて持ち帰ります。古くからの伝統です。

 冥加料 500円(徳利代含む)

御霊茶

「お茶湯」の茶葉のことです。2種類あります。このお茶葉も、一定期間、薬師本堂にお供えをしご祈念をかけてあります。ゆえに「御霊茶」(これいちゃ)と呼ばれ、冥加料を納め下附されます。
オンラインショップでお求めいただけます

 冥加料 600円/袋

  • 茶葉そのまま ⇒ やかんなどで沸騰して5~10分しっかり煎じます。
  • ティーバッグ ⇒ 湯呑みや急須に入れて熱湯を注いでください。1袋で何杯もいただけます。ティーバッグのまま、5~10分煎じると何杯分もよく出ます。

特に目を守っていただきたい方は、このお茶湯を目につけてご利益を受けられます。(まぶたにつけて下さい。目薬りではありません。) 両手を合わせ、ご真言を唱えながらいただいてください。

幼少時の水木しげる少年も、のんのんばあに連れられてお参りしました。お茶湯は、エッセイ「のんのんばあとオレ」に書かれています。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)も一畑薬師へ立ち寄り、このお茶湯を持ち帰りました。

ペットボトルでお持ち帰りになられるお方へ

お持ち帰りの量に応じて、お賽銭を打って頂きますようよろしくお願いいたします。大量のお待ち帰りはご遠慮下さい。