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謹賀新年(平成30年)

更新日:2018.01.01

年頭法話 「友愛」 ~慈悲の心~

 新年おめでとうございます。今年は「戌」の年です。「戌」とは「滅びる」の意、植物でいうと「草木が枯れる」ときなのだそうです。これを人の心にたとえれば「煩悩が滅する」「おだやかな心」ということです。

 動物はもちろん「犬」です。犬は私たちにもっとも身近な動物です。犬を飼っている人は大切な家族だと感じている人も多いでしょう。犬は人の心を読むことが上手で、飼い主に忠実な動物であり、飼い主にそっくり似てきます。ペットとして飼われるだけでなく、生活介助犬、災害救助犬、犯罪捜査犬など、様々な分野で大活躍しています。また、犬はお産が軽いとされることから、安産は「戌の日」が吉日とされています。

 干支の色紙には「友愛」と書きました。一般によく使われる言葉ですが、その意味は、まさに仏教の「慈悲」の心です。「慈しみ」とは「相手の幸福を望んであげる心」であり、本来は「友情」の意味があります。しかも、特定の人だけへの友情ではなく、あらゆる人々への平等な友情をあらわしています。「悲しみ」とは、「苦しみを除いてあげたいと思う心」であり、もとは「憐れみ」「うめき」という言葉から来ているのだそうです。

 お薬師さまに守られて、「友愛」に「心の目」をひらき、おだやかな善い一年でありますようご祈念を申し上げます。

 

一畑薬師管長 飯塚大幸
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【色紙】 揮毫:飯塚大幸 管長
画:小田中久良子先生
(染色師)
 

 

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