得度式
更新日:2015.03.22
本日、得度式がありました。得度(とくど)とは、僧侶になるための儀式のことです。一人前の僧侶になるのではなく、僧侶として第一歩の入門式です。この式の中で、剃髪(ていはつ)し、戒(かい)を守ることを誓約し、戒名(僧名)が授けられます。T氏は深く仏道に帰依し、多年修行に通われました。
得度の「度」はサンスクリット語の pāramitā(波羅蜜)の訳で,本来は悟りの世界に渡ることを意味します。奇しくも、今日は春のお彼岸の中日。「彼岸」は「彼の岸(向こう側の岸)」のことであり、「悟りの境地」を意味します。まさに pāramitā(波羅蜜)なのです。
彼岸の中日に「得度式」挙行とは、この上ない目出度さです。