一畑薬師 永代供養 発願文

一畑寺は、臨済宗妙心寺派の禅寺で、平安時代に日本海「赤浦」から出現した薬師瑠璃光如来を本尊とする一畑薬師信仰の総本山です。「目のやくし」として特定の宗教宗旨に偏らず広く信仰されてきました。薬師霊場、観音霊場、神仏霊場など、古来、門戸を開き多くの参詣を集めてきた伝統が特徴です。

皆様から「一畑薬師で永代供養をしてほしい」、「長年信仰してきた一畑薬師でお世話になりたい」という要望が多く寄せられます。現代は、核家族ゆえ何代も同じ地域に住むことはなく、家のお墓は無縁化して行きます。自分のことは自分で決めたいという意識が高まり、個人や夫婦の永代供養、とりわけ納骨堂や樹木葬が注目されるようになりました。

開かれた教義と信仰を伝統とする当寺としては、一畑薬師如来に手を合せられる (信仰いただける) 方は、宗教宗旨を問わず永代供養をお約束する納骨堂および樹木葬を発願しました。年をとっても安心してお参りいただける永代供養というご選択。これが新しいお墓の形になりつつあります。

混迷を深める現代に、少しでも安心して暮らすことができる、安らかに最後を迎えることができる環境とご供養を提供させていただきます。

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平成27年4月8日(仏降誕会/一畑薬師奉安日)