一畑薬師の日々

阪神淡路大震災26年目 追悼

更新日:2021.01.19

阪神淡路大震災から今年で26年です。今年も未明から有志の方が集まり慰霊のため百八基の灯籠に火がともされました。午前5時過ぎから皆で梵鐘を撞き始め、地震が発生した午前5時46分に合わせて黙祷、参道で般若心経を唱和し、犠牲になられた方々への追悼法要を厳修しました。この法要の発願主である写真家の高嶋さんは震災当時、大阪芸術大3年生で、震災直後からボランティア活動に加わり、さらに被災者目線で見た街の様子を記録しようと考え被災者に使い捨てカメラを配って家族や家など身近な風景を撮影してもらい、各地で写真展も開いてきた人です。高嶋さん曰く「災害というものは人知で100%防ぐ事はできませんが、被害を小さくし助け合う方法はあります。今日という日が生きたかった誰かの明日であることを忘れるべきではありません。」「亡くなった方々が僕たちに明かりをともさせ、忘れてはいけないことを伝えようとしているんじゃないか」と。今年で5年目になります。三密のない境内で継承されました。